最前線を走り続けたイノベーター、スティーブ・ジョブス没

もうグッジョブズって言えない　


テレビやニュースサイトでも大きく取り上げられているけど、

アップル社の前CEO スティーブ・ジョブス氏が
2011年10月5日早朝に亡くなりました。

享年57歳、早すぎる死だと思います。

ジョブス氏はイノベーションの天才、プレゼンテーションの天才などと呼ばれ、

コンシューマー向けコンピューターで
世界初の成功を収めたアップル社の設立者であり、

そのカリスマ性の高さから常に世間の注目を集めつづけた人でした。

 

ジョブス氏の略歴は多岐にわたり、

 

 

コンピューターを一気に身近な物に近づけた「Apple Ⅱ」の開発、

「Macintosh」プロジェクトと呼ばれた当時のパソコンを凌駕し、

そして洗練されたコンピューターの開発。

しかし一躍、時の人となったジョブス氏は本人の言動や行動が、

アップル社内を混乱させたとしアップル役員の職を剥奪された。

 

 

退職後はアニメーション作成会社ピクサーを設立。

もともとは「ジュラシックパーク」などのCGを作成していた

ルーカスフィルムの一部門を買い取った物で、

てっとり早く収益が見込めるコンテンツ作成を求め、

ピクサーは全編CGアニメ映画「トイストーリー」を完成させた。

2006年にはディズニーがピクサーをM&Aし完全子会社化をし、

ジョブス氏自身もディズニーの筆頭個人株主となり、

ディズニーの役員に就任しました。

 

 

その後、NeXT社のM&Aなどによりジョブス氏はアップルに復帰、

2000年には同社のCEOに就任した。

その後はNeXT社とアップル社の技術を融合し、オープンソースの

技術に積極的にアプローチした「Mac OS X」を発表。

その後は「iTunes」や「iPod」を発表し、

音楽事業をアップル社のパソコン事業と並ぶ二本柱としました。

また2007年にはスマートフォンに革命をもたらした「iPhone」を発表し、

この製品はアップル社の総売り上げ高の半分を占めるまでに成長しました。

 

 

しかし2004年には膵臓癌と診断され、ジョブス氏の健康問題は、

メディアでも大きく取り上げられる事となった。

2011年1月には病気を理由に休職が発表された。

 

そして2011年10月5日の「earlier today（今日早くに）」に死去。

 

前日には新型スマートフォン「iPhone4S」の正式発表が行われており、

その発表を見届けてからの死去でした。

長年のライバルであり、30年来の友人でもあったビル・ゲイツを

はじめとする関係者から死を惜しむ声が相次ぎ、

現アメリカ大統領 バラク・オバマ氏も弔意を表明しました。

 

 

ジョブス氏は「iPod」「iPhone」「iPad」など、

数々のイノベーションをこの世に起こしただけでなく、

人を動かす言葉も多く持つ人でした。

 

●残りの人生も砂糖水を売ることに費やしたいか、それとも世界を変えるチャンスが欲しいか
 

●美しい女性を口説こうと思った時、ライバルの男がバラの花を10本贈ったら、君は15本贈るかい?そう思った時点で君の負けだ
 

●日本製品は死んだ魚のように岸に押し寄せてきた。まるで海岸を埋めつくす死んだ魚のようだ
 

●あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない
 

●ポルノが欲しい人はAndroid携帯を買えばいい
 

●君、クビね（エレベーターで偶然出会った社員に対して）

 

名言も多いですが、ファンキーな人柄だった事も分かります。

 

世界にイノベーションを持たせし、世界の最先端を走ったスティーブ・ジョブス氏へ。

●ジョブス氏がいなければあなたの家にもある小さな箱で、瞬時にデジタル世界に飛び込む事は出来なかったかもしれません。
 

●ジョブス氏がいなければあなたのポケットが数万曲の音楽であふれる事はなかったかもしれません。
 

●ジョブス氏がいなければあなたの手は世界にアクセスする小さな端末を持つ事は出来なかったかもしれません。

 

グッジョブス！！　　　・・・でござる。